アートの聖地、香川県直島と小豆島の間に浮かぶ豊島(てしま)は、豊かな自然、古き良き街並と現代アートが融合した美しい島です。
穏やかな島時間と絶景の中に点在するアート作品たちは、アーティスト達が島に実際に訪れ、感じ、生み出したもので、この島の空気感や景色を含めたインスタレーションです。
個人的には直島まで来たら絶対に立ち寄って欲しいオススメの島。色んな離島を訪れましたが唯一無二の心地よさです。
地元でガイドなどをしている方に教えてもらった周り方やオススメスポットがすごく良かったので皆さんにもシェア!是非参考にして豊島を120%楽しんでくださいね♪
行き方は船のみ。高松、岡山、直島、小豆島から行けます。
高松港から豊島の家浦港までは1日5便ほど出ている船で35分。
岡山の宇野港から家浦港行きは1日3便で40分ほどで行くことができます。
個人的なオススメは高松からまず直島にできれば2日ほど滞在し、直島から更に小さな豊島にショートトリップするプラン。
直島の宮之浦港から家浦港行きは1日3便、20分ほどで着きます。
直島の宮之浦港から朝イチの便で豊島へ。
豊島は自転車で一周できる島なのですが、朝イチの9:20発の船で行くのがオススメです。
というのも
・美術館の開館時間が16:30から17時:00がほとんど
・1番遅い船が18:20宇野港行き(岡山)
なので12:00台の船で行くと意外と周りきれないです。
実際に私は12時台の船で来てぜんぶ周れるようにコースを教えてもらったのですが、豊島美術館やカフェが素敵すぎてゆっくりしたくなったので横尾館に行くのは断念しました。
交通手段のオススメは電動自転車
島内の交通手段は
・バス
・レンタカー
・レンタルバイク
・レンタル電動自転車です。
タクシーは島に1台しかないので期待しない方がベター。
バスもいいけど時間を気にしないといけないので個人的には電動自転車が1番オススメです。
レンタルサイクルショップは6件あり、金額は1000〜1500円ほど。
オススメはレンタサイクルあき
レンタサイクルあきさんは17:30まで自転車を借りることができ、1番長く借りられるショップです。
また、島民でガイドなども務めるあきさんがマップを使いながら周り方や島のことを丁寧に教えてくれるのもオススメポイント。
あきさんのおかげでアートや島の歴史をより深く楽しむことができました。
レンタルした方の荷物は無料で預かってくれるのも嬉しい。
港から歩いて5分ほどの場所にあるガソリンスタンドENEOSがレンタサイクルあきさんのお店です。
アキさんが教えてくれたオススモデルコース
ベテランガイドのアキさんオススメの周り方は1番遠いスポットから戻るように周るルート。
オススメモデルコース
1.「海のレストラン」でランチ
年中穏やかな瀬戸内海だからこそ実現するオーシャンビューレストラン。遮るものがないので心地いい風や波音に癒されます。
頂いたのはアラビアータ。しっかりと辛味の効いたアラビアータが美味しい!
離島は船で食材を仕入れるのでこだわるのも一苦労なのですが、地産地消を取り入れた本格的なイタリアンを食べられてかなり嬉しかった!
海のパスタのほかピザも人気です。
※私は昼に着いたので海のレストランでランチからスタートしましたが、朝イチの船で来たらレストランを後に回してもok!
腹ごしらえが終わったら30分ほどサイクリングをしながら1番遠い心臓音のアーカイブを目指します。美しい海や畑の景色を楽しみながら自転車を漕いでいるとまるでジブリの主人公になったみたいな気分。
2.「心臓音のアーカイブ」鑑賞(30分)
クリスチャンボルタンスキー氏がこれまでに集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。
海の目の前にポツンと佇む姿はまるで映画のワンシーンのよう。
自分の心臓音を録音する事もできます。
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3.豊島美術館&豊島美術館カフェショップ(60〜90分)
心臓音のアーカイブから自転車で15分ほど戻ると豊島美術館に辿り着きます。
豊島美術館は絵や作品が飾ってあるのではなく、空間そのものがアートスペースです。
エントランスを入るとどこかお母さんの胎内にいるような安心感に包まれます。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。静かな空間の中で人々が自由に座ったり寝転んだりして過ごしていました。ひんやりと冷たい床に寝転んで目を瞑ると心も体もスッキリしていい気持ち。
直島のホテルスタッフ達の中でも人気の美術館で、ここはマストで訪れて欲しいです。
人数制限があるため完全予約制です。事前にネットで予約をお忘れなく。
カフェでひと休み。
他にも数量限定で瀬戸内のオリーブを使ったオリーブライスやデザートもありました。
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4.豊島横尾館鑑賞(20分)
豊島美術館から自転車で15〜20分ほどで豊島横尾館へ到着です。
横尾忠則氏の生と死を同時に想起させる絵と空間。建物には光や色をコントロールする色ガラスを用いて、豊島の光や風や色、作品の見え方をさまざまに変容させて、空間体験をコラージュのようにつなげます。私は間に合わず鑑賞できなかったので個人的な感想はお伝えできずです。涙
まとめ
豊島は1日で周れる小さな島です。
中でも豊島美術館は本当にオススメなので是非訪れていただきたいです。
事前のネット予約が必要なのでお忘れなく!
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