
フロリダディズニーワールドで働いているMariです!
美容師、飲食店、ホテル業務など接客経験20年。経営者から主婦層まで様々なお客様の接客をさせて頂いた筆者が、アメリカのレストランでチップを沢山頂ける接客のポイントを紹介するよ!

美容師として独立した際は、ありがたい事にお客様から数十万円の投資をして頂いたこともあったよ!
アメリカのレストランに根付いているチップ文化。チップは18%〜20%が支払い目安とされている。
でもサービスに納得がいかなければそれ以下にもなりうるし、逆に素晴らしい接客をすることができれば25%以上、そしてゲストが深く感動した時には支払い金額よりもチップの方を多く頂くことすらある!

私は1年間アメリカの接客を学んできて安定してに18〜20%のチップを頂いている+実際に50%超えのチップを頂いたり、合計金額以上のチップを頂いたりもしているよ。(チップ文化に馴染みがない国の人はそれ以下の場合もあるよ)
笑顔で感じがいい
基本中の基本だけど、第一印象が本当に大事。特にアメリカでは普段の自分より1.5〜2トーンテンションを上げるイメージで挨拶をしている。
アイスブレイク
ゲストが身につけているものの中から可愛いと思ったものをサラッと褒めるのもgood。「I like your ○○!」でok。ゲストの緊張もほぐれ笑顔に。ミッキー柄のTシャツ、ヘッドバンド、ピアス、何でもok!
メニューの説明は簡潔かつ臨機応変に
アメリカではオススメメニューを紹介すると親切な接客とされる。
私が気をつけているのは
・長くダラダラと説明しすぎない
・ポイントを絞る
・抑揚をつける
・子どもがいたらキッズメニューを先に説明
・ゲストの層に合わせる
長くダラダラと説明しすぎない
まず大半のゲストはお腹が減っている。長々と聞かされると集中力が散漫し何も耳に入ってこなくなる。アトラクションの予約等で急いでいたり、夜や家族連れは疲れている。だから簡潔にかつ感謝されるレコメンドを意識!
例
お寿司の盛り合わせは人気のメニューです。みんなでシェアして楽しめる握り寿司、刺身、ロールの盛り合わせです。
これらはアペタイザーです。私のお気に入りは○○と〇〇です。また〇〇はとても人気です。
〇〇はキッズに人気のモクテルです。なぜならストロベリーボバが入ってるからです!
こんな感じで2文くらいで簡潔に説明する+その分感情表現をつけると伝わりやすい。
ポイントを絞る
色々試してみたけど、あれもこれもと説明しすぎると全体的にボヤけてオススメが印象に残らないなと感じた。
例えば寿司の盛り合わせを進めたら、他のロール寿司はあえて説明せずアペタイザーに進むことで盛り合わせの印象を強く残すようにしている。アメリカ人にとってロールはある程度馴染みがあるのでメニューを見れば把握できてる印象がある。
あと大切なのは、質問があれば何でも聞いてね!と最後に一言添えること。そうするとゲストは気になるメニューについて質問しやすくなり親切な接客になる。(紹介すべきものは全てのゲストに入れる)
私が最近紹介しているのは、寿司盛り合わせ、アペタイザーの個人的オススメを2つ+1番人気をひとつ紹介、ランチタイムなら丼もの、ヌードル系の中から人気1点、オススメを2点、カクテルの1番人気を1点、オススメを2点、モクテルの人気を1点。
抑揚をつける
英語は歌のようにリズムがある。長々と説明されると飽きるので抑揚で変化をつける。感情表現もしかり。
例えばIt’s soooo good!みたいなイメージ。自信を持ってオススメのも大事。ゲストがそれを食べて美味しいと感じてくれるとすごく喜びを表現してくれるよ!
子どもがいたらキッズメニューを先に説明
小さいお子様がいるゲストも多い。彼らが心配しているのはまず「子どもが食べられるものはあるのかな?」ということ。
そこを先に解消する事で他の紹介も安心してしっかり聞いてくれている。
キッズミールにはどんなプロテインが入っているの?と聞かれることが多いので、キッズミールに入っているプロテインをザッと説明している。
必要そうであればヌードルとスープだけのアレンジもしてあげるよ!と紹介してあげてる。
大抵「perfect!」の言葉を頂くよ。
ゲストの層に合わせる
例えば中国系のゲストならドラゴンロールやウナギ丼を紹介してみたり、カクテルを持って来店したゲストにはカクテルと、合うアペタイザーを紹介したりしている。
素早く料理提供する
料理は完成したらなるべくすぐに運ぶ。
・ゲストはお腹を空かせて待っている
・出来立てが1番美味しい(置いておくと冷める、乾燥する、火が通り過ぎる)
・次のゲストが来る前に出し切るイメージ(かぶってくると自分も詰むし余計に提供が遅くなる)
スムーズな提供はゲストに喜ばれる。
コースメニュー、時間がかかる料理などで少し置いておく場合もあるが、基本的にできた瞬間に持っていっているよ!(多分誰よりも早い自信がある)
声掛け
ゲストを不安にさせないように先に声をかける。欲しいものはなるべく欲しいタイミングで提供してあげる。このサーバーは私達の事を気にかけてくれてるな、と思ってもらえ、親切な接客になる。
例
前菜が時間のかかる料理だった場合
「串アソーテッドは少し時間が掛かるので他のものから提供しても大丈夫ですか?それとも串を待ってからメインを出しますか?」
1人だけまだ料理が運べていない時
「あなたの料理をもって戻ってきますね!」
最後の一品がまだ料理中の時
「〇〇はまだ料理中です、少々お待ちください」
料理を食べ始めた時
「お味はいかがですか?」(ソースが欲しい、味が好きじゃないなどがあればすぐに対応できる)
飲み物がなくなりそうなタイミングで(遅いともういらないとなる)
「お飲み物のおかわりはいかがですか?」
また、水のサーブもなくなる前に出すだけでゲストのフラストレーションがなくなり喜ばれるよ。
食べ終わったお皿、ゴミは下げる
ストローやおしぼり、箸の袋などいらないゴミが散らばりやすい。(めっちゃちぎったりする。)それらは全てサッと回収し、テーブルは綺麗に保ってあげる。
食べ終わったお皿はその都度下げる。アメリカでは誰かが食べ終わっていたら、他の人が食べていても下げた方がいい接客とされるそう。デザートを出す時にはドリンク、水、デザートのみになっているのが理想。とにかく気持ちよく食事してもらう。
スモールトークでマジカルモーメントを作る

以前ハネムーンで日本に行ったことがあるご夫婦が来店し、そのお話を伺ったことがある。東京のどこが良かった?など質問をしてその会話を楽しんだ。彼らは感動し、ゲストコメントカードを書いてくれたよ。
レストランでの食事が素敵な体験になった時、ゲストはチップやレコメンド、言葉で私達に感謝を伝えてくれる。それは心が温まる素敵な瞬間。
家族みんなでの大切な時間、記念日、ハネムーン、色んな節目に私達のレストランを選んでくれたんだなぁと知ると、私も嬉しく思う!そんなお話しを聞けるタイミングがあればぜひ聞いてみて。
フィードバックをもらう
会計時にHow was your experience?と聞く。素晴らしい時間だったとご本人に思い返してもらえるタイミング。
小さな日本文化をプレゼント

私は喜んでくれそうなゲストに折り紙やシールをプレゼントしている。今日の思い出や、日本の文化を体験してもらえたらと思っている。
例えば若い女の子達には小さな寿司シールをあげると可愛い〜!といってスマホに貼ってくれる。小さな子にはキティちゃんのシールをあげる。家族連れやご夫婦には折り紙にメッセージと今日の日付、店の名前を添えてプレゼント。
何年前のこの日にエプコットに遊びに行って日本食を食べたね、って思い出して温かい気持ちになってくれたら嬉しい。
これはあくまで最後のプラスアルファの気持ちであって、まずは丁寧で迅速なサーブ、テイクケアをしてあげる方がチップは増えるよ!
まとめ
実は最初の半年は慣れない接客スタイルやハードな毎日が辛くて、辞めたいと思う事が何度もあった。でも半年くらいからフッと楽になって、今では本当に途中で諦めなくて良かったとおもっているよ!
チップ文化ではない人達もいるのでガッカリしてしまう時もあるかもしれないけど、日本の接客よりもはるかにゲストからの反応が返ってくるのがアメリカの接客。結局1番チップがもらえる接客とは、自分がゲストの立場になったときにどんな風にケアしてもらったら嬉しいかな?と自分ごとに考えること。そして私達がゲストとの交流を楽しむことだと思う。
人生一期一会。今日出会った素敵なゲストと温かい交流ができたら、自然とチップがもらえたり温かい言葉が返ってきたりする。
大変なこともあるけど、1年間でどのくらい自分が成長できるかなと考えてひとつひとつチャレンジしてみると、きっと1年後には達成感も感じられると思うから、ぜひ試してみてね!


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